例えばAKB48もそうじゃない? あれって,好きな人とそうでない人の温度差が,もの凄く大きいのよ,きっと。お金を使う人はもの凄く使うし,そうでもない人はそうでもない。まあ,もともとアイドルはそういうものだと思うんだけどね。
ただ,AKB48の場合はメンバーが持つ潜在的な経済効果を数値化してしまうという荒技を使ったわけ。これって,世間の「好き熱」の温度差が大きいって
ことに対して,開き直った企画でもあると思うのよ。お金をもの凄く使う人に対して,君達の“好きの熱量”はこれぐらいの数字だよと,お金を使う層に向けた
アプローチでありながら,同時にそれ自体をエンターテイメントとして仕立て上げることで,お金を使うほどでもない層さえも,同じ話題を提供することに成功
したわけじゃない。これって凄いことだと思うのよね。
だって,結果的に「お金を使うほど好きな層」と「なんとなく好きだけど金までは使わない層」という,正反対とは言わないまでも,明確に質の異なる二つの層にアプローチができているわけだから。
ただ,こうした手段によって,お金を使う層と使わない層の差が,よりハッキリと浮き彫りになったとは思うわ。一昔前って,ここまでの層の差って,無かっ
たわよね。それこそ,ヒット曲であれば,それを歌っている人のファンじゃなくてもCDを買ったりしていたんだけど,今はそういうわけでもない。
むしろ,どれだけファンを作って,そのファンに対していかに売るかという時代。早い話が囲い込み商法ね。ま,全部がそうだというわけでもないんだろうけど,あくまで傾向としてね。
— 4Gamer.net ― 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第144回「『めいわくかん』じゃなかった……」 (via kamefull)